誕生日前後の不安定さ 〜ソーラーリターン考察〜

まいった。


風邪っぴき。 
原稿提出が遅れてしまう。
頭は朦朧としているし、
食べ物の味が分からないくらい、
鼻は利かないし。


と、何だか非常に情けない、昨日の誕生日だった(苦笑)


ここでも度々話題にしているけれど、人間には
色んな時間軸があって、色んなタイマーが
発動しているんだと思う。その中でも最も
メジャーなもののひとつが、誕生日ってやつだ。


誕生日って、毎年、誕生したのと同じ月の同じ日に
やってくるのが誕生日なんだけど、占星術的に言うと、
それは、肉体に宿った魂が、地球上に飛び出して来た
瞬間に太陽が位置していた場所に、一年かけて太陽が
戻ってくる日、となる。


カレンダー的には365 or 366日かけて同じ月の同じ
日がやってきて。占星術的には、チャートを360度巡って、
太陽が元の位置に帰ってくるのがその人の誕生日。
だから、この現象を占星術的には、solar return、
ソーラーリターンと呼んでいる。


これは、占星術的に毎年、春分の日に、おひつじ座の0度に
太陽が戻ってくると設定しているのと同じシステム。つまり
新しい一年のサイクルの始まりと見なすことができるのだ。
春分図で新しい一年を占う、というのを以前spring equinox chart
紹介したけれど、それに該当するのが、solar return chart
と言って、個人個人の出生図と同じ場所に太陽が戻ってくる
日のチャートを作って、誕生日から始まる新しい一年を占う、
なんてこともできる。


生まれた時の太陽が、チャート上の何ハウスに入るのかは
その人が地球上のどの場所に何時に生まれたかで違って
来るのだけれど、概念的に、誕生ということを考えれば
魂が肉体に宿って地球ライフを始めた日、とも捉えられる
から、概して誕生日は1ハウス的ステージと捉えることも
できる。そして誕生日を1ハウスと設定すると、生まれてから
毎年起こるソーラーリターン前後の不安定さが何となく説明
つくから面白い。


そもそもソーラーリターン前後の不安定さというのは、人は、
誕生日前後に何らかの肉体的、精神的な不調を訴えたり、
アクシデントやハプニングに見舞われたりしやすい、とされる
説なんだけど、これは、赤ちゃんが、出産直前から出産直後に
かけて、生命レベル的に危険な状態に陥ることから来ている、
とされている。


その最初のライフサイクルが、一種のひな形となっていて、
一年の同じ時期が戻ってくると、同じリズムが繰り返される
のではないか、というのだ。


妊娠出産という経験を通して、確かに言われてみれば
そうかもしれないなぁ、という気もしている。いや、医学的な
専門的見解は知らないけれど(^^;


だから、恩師に、誕生日というのは、そういう生命的危機を
無事に乗り越えて、また新しい一年のサイクルを迎えられた
ことを祝うということでもある、という話を教えてもらった時に、
ほっほー、なるほどねぇ、と痛く感心したものだった。


まぁ、そんな訳で、誕生日前後は何故だか毎年、ツイて
いないんだよねぇ、とお嘆きのあなた、全然心配すること
ないです。 占星術的に言えば、むしろ、それが自然な
サイクル、とも言えるみたい。


で、何を話そうかと思っていたかというと、このソーラー
リターンの現象を、1ハウスで起きる、と見なした時に、
当然、生まれてくる直前までは12ハウス内の出来事、
ということになる。 12ハウスは全てが混在している
カオスのステージ。


1ハウスの誕生で始まる、肉体を持った魂の成長は、
12ハウスで終わって、肉体を離れて魂としての存在に
戻る、とも捉えられるし、この12ハウスでまた新しい
出発を始めるために、再び肉体に宿る、とも捉えられる。


終わっていくサイクルの流れから捉えると、魂の浄化、
ということが見えてくる。肉体から解放されて、何にも
拘束されない自由な存在となるわけだけれど、ひょっと
したら、長い間、肉体という個の宮殿に収まっていた
魂が、個という枠を離れる時、それはそれで戸惑いが
あったりするのかもなぁ、と想像するのだけれど、その
戸惑いや、地球という物質世界への未練を一度リセット
する形でクリアにしていくのが、12ハウスの持つ、魂の
浄化、という意味に繋がるのかなぁ、なんて思う。


12ハウスの、個というものの消失、という別の側面は、
オーバーソウルという概念に当てはめて考えると
分かりやすい。 つまり、魂がいずれ帰っていくとされて
いる、魂の集合体、魂の故郷。全てがひとつ、ひとつが
全て、という世界観。


全てがひとつ、という状態って、この地球に生活している
人間の物差しで考えると、とても矛盾だらけの状態とも
言えると思うんだけど、それが12ハウスがカオスの
ステージとされる所以なのかも。例えば、個として肉体に
宿ったけれど、まだ母の胎内にいる状態。個ではあるけれど
まだ個体として自立した形で命の存続ができない状態。
まさに混在した存在。


命の誕生の予感という意味で、これは、また、12ハウスの
ステージの説明で最初に挙げた、終わっていく流れとは逆の、
始まりを意味する流れでもあって、終わりと始まりという全く
反対のエネルギーを孕んでいるの12ハウス。つくづくカオスの
ハウスなんだよね。


繰り返しになってしまうけれど、毎年繰り返される
ソーラーリターンという現象を、1ハウス的ステージ、つまり
個としての出発の地点、と見なすとすると、その直前時には
この、12ハウス的エネルギーを経験していると見なすことに
なる。


魂が個というものを消失すつ場所でもあり、魂が個という
ものを再び取り戻そうとする場所でもある12ハウスという
ステージ。全ての終わりと全ての始まりを同時に持つ
ハウス。そんなハウスのエネルギーを経験している
状態で、普段と同じ状態を保つ方が至難の業、と
思うのは、あたしだけ?(笑


という訳で、あたしが地球上に飛び出した時から
時を刻み始めた、あたしだけの太陽時計が、今年も
無事に、生まれた時と同じ目盛りに戻ってきました。
昨日は、個人的には満月とソーラーリターンを同じ日に
迎える、という、なんか目出たそうな星回りでもあった。


けれど、あたし自身はというと、全然地に足がついて
いない、フワフワしちゃった状態で、芳しくない。
そんな状態で、夜、先日お迎えしたネビュラーストーン
のgodessを握ってベッドに倒れ込んだら、ちょっと
怖い思いをした。


うー、これがウォークインされちゃう、ってことか?
みたいな、嫌な感じだ。ネビュラーストーンgodessを
握って、自分の宇宙的存在との繋がりを感じようと
トライしていた時に起きたことだった。その繋がりを
伝って、別の存在があたしの体に降りて来ようとする
のを感じたのだった。心身ともに疲れ果てていたけど、
嫌な感じだったから、とにかく自分の意識だけは繋ぎ
留めておこう、と、その嫌な感じに抵抗してみた。
どうなんだろう、阻止できたのかなぁ?
↑微妙に自信がないらしい(笑


その後も興味深いビジョンを見たりしていたのだけれど、
なんとなく、月に引っ張られたのかもなぁ、っていう感想。
とにかく夕べのあたしは、危なっかしい状態に陥っていた。
一週間前くらいに引き始めた風邪も、昨晩、一番酷い
状態に悪化した感じだし。


夜中に起きたら首の両脇、リンパ腺がパンパンに
張ってしまって、喉もカチカチになってる(泣
それでvicks vaporubを首に塗りたくって、タオルを巻いて
湿布状態にしてからもう一度眠りについた。 やっと発熱
できたのか、汗をたっぷりかいた。 ふぅ。これで快復に
向かえるかも。。。???


で、気になる今年のあたしのsolar return chartだけれど、
太陽が12ハウスにいるじゃんかっ(ーー; 


なんだよー、そーいうことなんかい?


終わりと始まりで、全てがひとつで、ひとつが全てで、
カオスで浄化で。そんなテーマの一年ってことなんだぁ?
ふぅ。なんだか大変そうだなぁ。大掃除の年なのかぁ。
今回の誕生日前みたいに、一年間ずーっとこの調子で
浄化作用ばっかり続いていたら、嫌だなぁ。。。(泣