〜今年を占う!spring equnox chart〜 春分図 part 1

一昨日は春分でしたね〜♪
春分の気分にぴったりな、春春した陽気。
ぴよこにねだられて足を伸ばした、平塚の公園で、
咲き始めた桜を目撃しました(^^*

でもって、その公園にあった、小動物ばかりの動物園で、
ひよこと戯れた。羽が生え変わってとさかも出てきて
いるんだけど、大きさはまだひな鳥で、とさかが
あるのに、ピヨ、ピヨピヨ、と鳴いていて可愛かった(笑

もうすぐ変わるのね〜、でも、まだ変わり目なのね〜、
の象徴だな(笑

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さて、そんな春分の日でしたが、西洋占星術では、春分の日が、
次の年の春分の日までの一年を占う、という考え方があります。
これは、まだ占いが国政と結びついていた頃に始まった習慣だと
思うのだけれど。

そもそも、今、西洋占星術でその人が生まれた瞬間のチャートを
リーディングするのも、その人の人生の始まりの瞬間のエネルギーを
リーディングすることで、また、時を経た、その時点その時点の天空
からのエネルギーを掛け合わせてリーディングすることで、その方の
生き様を知る、その方のその時々の課題を知る、ということが可能に
なるからで、事の始まりのチャートというものがそれだけ重要な意味を
持つ、ということもお分かり頂けると思う。

元々占いは、国や地域を治める地位の人々と繋がって発展しているから、
元々は、個人のチャートというよりは、広く国や地域の運勢を占う、という
見地から始まっているらしいが、そこで登場したのが、この、春分が起こる
日の天の星々の配置図を示す、春分図ということになる。

地球規模で考えると、太陽がおひつじ座、つまり、12星座の最初の
星座の宮に入る瞬間に、新しい一年が始まるという考え。地球は
365日かけて太陽を一周するから、地球を中心に太陽を見た時
には、太陽が一年をかけて12星座を巡って、元に戻ってくる、
という考え方が出てくる。つまり、太陽時計という訳。春分
日にダイアルを合わせれば、次の年の春分の日までの一年間が
ひと単位になるのですね。

で、西洋占星術では、この春分図を、次の春分の日までの、
社会情勢を占う図、と位置づけている訳です。西洋占星術には
この、社会情勢を占う専門ジャンルがあって、それをマンデーン
(mundane)と呼ぶのだけれど、少々象徴の汲み取り方が
個人のものとは違っていて、専門的な要素も出てくるので、
ここでは、マンデーンの手法に特化しないで、普段わたしが
リーディングしている方法で春分図を読み解いてみようと思う。

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太陽がおひつじに移行したのが、東京時間でだいたい
3/21の3:47am頃。

この時間、アセンダントはみずがめになっていた。
今年もまた、日本中に改革意識の風が吹きまくるかも。
改革と一言で言っても、表面的には、突発事故とか
妙な事件とか、あとは、隠されていた事実の露呈とか、
ぎょっとするようなニュースとして噴出してくるかも
しれない。

けれど、結果的に、そういったアクシデントが起こる
ことで、やむを得ず、といった形でも、結果的には
人々の意識が変わっていく可能性がある訳で。渦中の
時には苦しいかもしれないけれど、後にこの一年を
振り返れば、あの年は、大きな意識改革があった一年
だったよねぇ、なんていう印象が残っているだろう。

ただし、注意しなくてはいけないのが、このみずがめの
アセンダントに、海王星がconjunctionしている点。
アセンダントという感受点自体が、もともと、無意識の
領域なので、自覚を持ちにくい性質がある。そこに、
さらに無意識の領域のエネルギーを持つ海王星
乗っているということで、意識的に何かを成すことが
難しいことが暗示されている。

海王星のネガティブ作用は、曖昧模糊としてしまうこと。
例えて言うなら、夢が夢で終わってしまうような。または
夢に便乗した詐欺に遭ってしまうような。つまり、意識して
ことの本質を見極める努力をしていないと、てんやわんやの
お祭り騒ぎに振り回されて、一年が終わってしまい兼ねない
危険性がある。

しかも、この海王星に逆行中のさそりの木星がスクエア中。
このチャートでは9hに滞在している木星だから、みずがめの
性質である、ユートピア的な意識にリンクして、無鉄砲な
追求をしかねない。瞬間瞬間で、いい!!これこそがまさに
理想だ!!と判断したことに飛びついて、現実的な生活を
放り出してでも、その思いつきにのめり込んでしまいそうな
暗示なのだ。

木星は拡大フォーカスのエネルギーがあるし、楽天的な
エネルギーでもあるので、過信が生じて気が大きくなって
しまい、意識を向けた事象に、危機感を持たずに、さそりの
持つ中毒性的エネルギーで没頭しかねない。みずがめの海王星と、
この9hに入っている木星の共通ワードが"理想"だから、一見、
とても口当たりがいいのが厄介な所。間違ったことはしていない、
人のため、人類のためにやっているのだから、という思い込みで
暴走しそうな雰囲気があるのだ。

このコンビネーションが、アセンダントという、潜在意識の
部分に働きかけてくるから、少し危険な香りがする。

この場合は、逆行中の木星のエネルギーを上手に使って、
事を急がずに、何度も何度も計画を見直して、何度も
何度も修正をかけて、慎重に歩いていくことで、暴走を
食い止められるだろう。

気になって、国民意識を象徴する4hを見てみると、ふたごの
火星が滞在中(^^; 4hは、うっかりするとナショナリズムへの
傾倒のエネルギーに転じてしまうのだが、よりによってこの
火星が、先ほどから要注意ポイントとして挙げている
みずがめの海王星と、綺麗にtrineの角度を取っているのだ。

火星は、モチベーションのエネルギー。大義名分とも
言える。つまり、どういう意識を持つかによって、
理想的なエネルギーにも、危険なエネルギーにも
変わり得る。一度危険な方向に向けられてしまうと、
大義名分、という言葉が示す通り、争いのエネルギーに
突っ走ってしまう。モチベーションだけに、非常に
エネルギッシュなエネルギーなのだ。

このエネルギーが4hに入っているということは、
郷土意識が伴うステージにおいて、モチベーション
エネルギーが活性化する可能性を示している。

奇しくもこの日、野球の、国、地域別対抗戦である
WBCで、日本のナショナルチームが、チューバを
制して世界一の座を獲得した。これはとても健全な
方向にこの火星エネルギーが作用した、象徴的な
現れとも捉えられる。

ステージが、スポーツのような健全な意識の
宿る健全な場であるならこのような素晴らしい
エネルギーに転じる可能性もあるが、健全さを
保つのが難しいステージにおいては、危険な
保守意識に変化してしまい、民族意識や地域
意識、集団意識の暴走エネルギーとなり兼ねない。

みずがめの海王星とのtrineというところから、
ここでも、ビジョンを明確に、健全に保てなければ
危うい幻想に振り回され兼ねない危険性が暗示
されているので、常に意識を明確に持つ、内省を
心がけて、注意していたいところ。

更に厄介なのは、先ほどから繰り返し出て来ている、
みずがめやいてのエネルギーと重なるかのように、
冥王星がいての11hに入っていること。しかも、
ノーアスペクト。つまり、とても意識し辛い
状態だということ。

正義感の強い理想主義者ないてのエネルギーと、
11hの示す、ユートピア思想のエネルギーである
みずがめ色。これを纏ったのが、極限エネルギーの
持ち主である、冥王星ということなのだ。この
冥王星は、先ほどの逆行中のさそりの木星とも、
エネルギー的にシンクロしている。

冥王星だけに、徹底的な作用を及ぼすエネルギーを
持っているのだが、先ほども述べたように、これが
ノーアスペクト。無自覚な状態ということ。つまり、
正義感や理想主義、ユートピア思想的なエネルギーを
帯びた冥王星が、無自覚な状態で暴走する可能性が
あるということなのだ。

なんだかねぇ。先ほどの4hの火星といい、変な
民族意識に結びつかないといいのだけれど(ーー;

ここで望みを掛けたい、というか、上手に使いたい
のが、同じく春分図に現れた、おひつじの太陽
conjunctionドラゴンヘッド、ししの土星、いての月
によるグランドトラインと、太陽・ヘッドopposition
てんびんのテイルで形成する複合アスペクトのカイト。

これは、ここ2ヶ月ほど、ずーっと形成されていて、
個人的に注目している、ヘッド・テイルと、土星
カイロンの2つのoppositionが作る、ミスティック
レクラングルに、月が絡んでできたカイトともとれる。

先にミスティックレクタングルを説明しておくと、
今回はヘッド・テイル、土星、カイロン、それに
加えて、このチャートの日には、太陽がヘッドと
conjunctionしているので、計5つの要素が絡んで
いる。太陽は、意識のエネルギー。太陽が絡む場所
に意識の焦点を合せると、その時期のテーマが
見えてくる、という訳だ。

わたし自身は、ミスティックレクタングルは、
二元制エネルギーのシフトを促す複合アスペクト
捉えているのだけれど、この日のチャートでは、
ヘッド・テイルの示す過去カルマと今生においての
魂の目標、土星の示す長期的に及ぶ課題、もしくは
過去からの蓄積、カイロンの示す、傷やトラウマが
テーマになっている。

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part 2に続きます☆